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オードリー・ヘプバーンのファンです。最近は色々とオードリーに関して調べています。
一番好きな映画は「いつも2人で」。
どうぞよろしく!
別のブログでオードリーグッズの紹介もしています。
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なお、画像や文章の無断転載はお断りします。

©おしゃれ泥棒 オードリー・ヘップバーン!by みつお


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 今日はオードリーと煙草に関して書いてみたいと思います。

 オードリーはヘビー・スモーカーで知られていますよね。
 最近はオードリーとタバコの関係についてあまり触れないことが多くなってきましたので、若いファンは知らないかもしれませんが昔ながらのオードリーファンなら誰でも知っていることです。

 ヘビー・スモーカー…というより、チェーン・スモーカーと言ってる文章もよくありましたね。
 終わったらすぐ次、また次とまるで鎖のように途切れずに吸い続けていることをチェーン・スモーカーと言います。

 実際カメラの前に立っている時はタバコを喫っていませんけど、カット!の声がかかるとオードリーはすぐにタバコを喫っていたそうです。

 愛用はKENTだったと言われていますよね。映画「いつも2人で」の冒頭のシーンで、飛行機に乗りながらKENTを買って喫うシーンがありました。

 また映画の撮影風景でも、撮影を待っているオードリーがタバコをふかしている画像が数多く残されています。

 映画の中ではどうでしょう。オードリーが煙草を喫うシーンがある作品は、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「パリで一緒に」「シャレード」「おしゃれ泥棒」「いつも2人で」「華麗なる相続人」「おしゃれ泥棒2」と8作品におよびます。

 10代を演じていた1950年代では「ローマの休日」以外にはありませんが、20代を演じるようになった1960年代にはかなり多くなりますね。

 でもこれを読んで “えーっ、幻滅!”って思うのはちょっと違うかと…。
 昔はタバコを吸うのはごく当たり前のことでした。

 海外の俳優さんなんか、というか大人はタバコを喫うのがあまりにも普通だったんですよね。
 だから大抵の俳優さんは喫っていました。

 日本でも当たり前。道はもちろん、映画館や新幹線の中や在来線の駅のホームでも誰にことわるでもなくタバコが喫えた時代だったんですよ。
 通勤電車の中にも快速などは灰皿がありました。

 さてそんなヘビー・スモーカーのオードリーですけど、いったいいつから喫い始めたんでしょうね。

 オードリーの伝記で昔から書かれていたのは、オランダがドイツ軍から解放された日、町にやってきたイギリス軍のタバコの匂いが、自由の匂いがした!とオードリーが思ったということ。

 確かにそんな嬉しい日に嗅いだ香りが、記憶の中にセットで取り込まれたのはさもありなん、と思いますよね。

 で、オードリーも1本もらって喫ってみたところ、むせてしまったけど、それが自由の味なんだ!と思ったと書いてある本もあります。

 そう!オランダが解放されたのはオードリーの16歳の誕生日の翌日、1945年5月5日だったんですよね。

 今はオランダの喫煙可能年齢は18歳に引き上げられていますけど、2014年までは16歳だったとのこと。
 オードリーにとって、大人になった日と戦争が終わったことと煙草がセットになったんですよね。

 それ以降すぐにオードリーが喫煙者になったかどうかは全く資料がないのですが、当時のオードリーは戦争が終わった直後で食べるものもお金もない状態。
 そんな中で嗜好品であるタバコを買う余裕はなかったと思います。
 それにオードリーはバレエの奨学金を貰うためにバレエの練習に余念がないはずですしね。

 でも1948年に母と2人でイギリスに渡ってからは、バレエの奨学生だったとはいえ、あまりにも高い背と戦争中の練習不足と栄養失調で早々にバレエ学校からは見切りをつけられてしまいます。

 もし残っていたらバレエでも大成しただろうという文章と、オードリーには才能がなかったという文章と、両方の伝記がありますがどっちなんでしょうね?
 
 でも英国では一度もバレエで舞台に立っていない、それにもし才能があれば指導者としてバレエ学校が引き止めただろうと考えると、後者の才能が無かった、という方が正解だと思います。
 実際信頼できるバリー・パリスの伝記でも後者になっています。



 そうするとオードリーはバレエ以外で収入を得ないといけない羽目になり、やがて舞台作品の群舞などに出演するようになります。

 「辛いソース」などの舞台ではちょっとした役も付きましたが、それは昼公演もありましたが、夜は規模を小さくしてショーパブみたいなところで演じることもありました。

 きっとそういう時期には周りの環境でタバコを喫う習慣がついてしまったことと思います。その時期には自分でお金を稼いで自由になるお金もできていたでしょうし。

 その後イギリス映画に出るようになり、1951年〜52年にはアメリカの舞台「ジジ」で主演を張りますが、元々原作のジジの役は “タバコも喫うし、お酒も呑む16才の純真な娘”という今考えるとおかしな設定ですしね。

 「ローマの休日」で初めて煙草を喫うシーンでは、全然むせないしサマになっているのは、オードリーの喫煙習慣がもうすっかり定着しているからですよね。

 で、「ローマの休日」のスナップ写真では煙草を喫っているものは見当たらないんですが、次の「麗しのサブリナ」では髪の毛をセットしながらキセルで煙草を喫っている画像が何枚も残されています。

 その後の「戦争と平和」「緑の館」「尼僧物語」「噂の二人」「マイ・フェア・レディ」など、役柄上タバコを喫えない作品ではもちろん映画では喫っていないのですが、それらの作品でも撮影合間の写真ではオードリーがタバコを喫っているものはいっぱい残されています。

 そして「ティファニーで朝食を」になると、もうこれはタバコが無くてはならない小道具になってますよね。
 そして当時のアメリカの習慣がわかるのがパーティーのシーン。
 男女問わずタバコを喫うのが当たり前だったのが一目瞭然ですよね。灰皿などは無く、床に灰を落とすのが一般的。
 それを誰もなんとも思ってないのがわかります。

 さらに「シャレード」になると、当時はフィルターさえも出たばっかりだったのか、オードリー演じるレジーナが “これは嫌い!”と言ってフィルターをちぎって両切りタバコの状態にして喫うシーンがありますよね。

 そしてオードリーは晩年までタバコを喫煙していましたが、これは良いとか悪いとかではなく、当時は普通の習慣だった、という時代を考慮しないとダメですよね。

 オードリーは1929年生まれ。もう90年も前の人なんですから、そんな人に今の時代の価値を当てはめるのもおかしな話。

 ということで、ここからはそんな今の時代の価値をオードリーに押し付ける文章があるのに反論。

 オードリーとタバコで検索すると、嫌煙者の文章でオードリーがスモーカーズ・フェイスだという文章にいくつか出会います。

 確かにオードリーは晩年にはシワも増えましたし、戦争の影響で細いままだったのが逆に老けて見える要因にはなってましたよね。

 でもそういうオードリーを引き合いに出して、“はい、スモーカーズ・フェイスです!”は無いんじゃないの?と思いますね。

 その文章がかなり失礼なのは、全くオードリーのことを調べずに書いていること。

 しかも中には “晩年には見れたもんじゃ無かった” と今の時代、完全に女性蔑視でセクハラでアウトな文章を書いているエライ男性までいますしね。

 そういう文章をコピペしたような “オードリーはスモーカーズ・フェイス。恐ろしいでしょう!” という煽り商法の手口でタバコを断罪する他の文章にも違和感しか感じません。

 当時は誰でもタバコを喫っていたんですよ。オードリーと同時代のグレース・ケリーやエリザベス・テイラーや、ちょっと後のカトリーヌ・ドヌーヴとかも喫っていましたが、それらのどっちかっていうと後年太った人たちには何も書かないんですよね。
 たまたま細くてシワが目立ったオードリーだけが吊し上げられています。

 そんなオードリーばかり取り上げるってことは、実はスモーカーズ・フェイスにはほとんどならないってこと?
 オードリーしか取り上げる人がいないくらい、確率的にならないの?みたいな疑問も生まれますよね。

 しかもさっきも書きましたが、そんな失礼な文章を書いた人はオードリーのことを全然調べてないこと。

 オードリーが「ティファニーで朝食を」でタバコを喫い始めた…これ、上に書きましたけど全然違いますよね。

 しかも次に「パリで一緒に」の写真を持ってきて5年でこれ!って…写りの悪い、濃い印刷の、自分に都合のいい白黒写真を持ってきて、どうよ!的文章。

 ちなみに「パリで一緒に」は公開は1964年ですけど撮影は1962年。「ティファニーで朝食を」の撮影は1960年ですからわずか2年後ですから。
 偉そうに書く前にそれくらい調べてよ。もうここで都合のいいように文章を操作しているのが丸わかりですよね。



 それに映画を見るとわかりますが、「パリで一緒に」は最もオードリーが美しかった作品!
 もう全然オードリーの映画見てくれてませんね。

 他にも「ロビンとマリアン」「華麗なる相続人」の写真など、煽るために都合のいいシワが多く老けて見えるような写真を引き合いに出してタバコを貶めるというやり口。

 ちなみにオードリーの口の横のシワは実は20代の頃には付いてました。
 最近の画像修正しまくりの写真集では消されてますけど、70年代に出たカラーで見れる写真集などでは「戦争と平和」や「パリの恋人」や「昼下りの情事」の頃からしっかり付いてますよ。
 モノクロ写真は当時から多少修正入ってますからわかりにくいですけど、「ローマの休日」だってあるはずです。

 タバコがいいとかそういう風には全く思っていませんが、都合のいいように情報を操作する手段がイケてません。
 ネットでよく見る、画像修正した写真を使用前使用後と偽って売ろうとする、いかがわしい商品と同じ手法ですよ、それ。

 しかもそれらのサイトに載せているオードリーの画像、あなたどこから持ってきました?
 あなたが自分の持っているオードリーの資料からスキャンしたものでもないですよね?
 出典すら書いてませんけど…。

 どこかのサイトからパクってきた無断掲載の都合のいい画像と、都合のいい細いもう亡くなったオードリーを使って “ほーら、タバコって怖いでしょう?” って言われても…反感買いますよそれ。

 しかもそういう類の中には “もうオードリーの映画は上映して欲しくないです。心の中にしまっておけばいいじゃないですか” などという文章があるところまで!

 いやいやいや、それあなたが見なければいいだけですよね?タバコのシーンだけでそれを皆に見ない・見せないように押し付けると??
 それに元々あなたオードリーの映画一部しか見てないでしょ?

 タバコは害だらけ…そんなのは言われなくてももう常識ですよね。
 昔の映画を見て、タバコが粋でカッコよくて真似したい!なんて今時の若い子の感覚なら誰も思わないんじゃないかな〜…。

 僕も以前は喫ってましたが、もう禁煙して14年になります。なので喫煙者の気持ちもわかりますが、今ではタバコの匂いはキライです。タバコを喫っていた人の側に行くと、すぐにわかります。

 でもタバコをやめさせたいのはわかりますけど、自分たちに都合よく・勝手に・パクリで・セクハラで・上から目線で・調べもせずに・オードリーを使うのは違うんじゃないの?ということ。

 もうオードリーがスモーカーズ・フェイスかどうかは関係なく、そういうのをなんか肩書きだけ素晴らしい人が書いてるとその人の中身が透けて見えて逆にガッカリ感が凄いです。
 自分たちの目的のためには手段を選ばないのね、みたいな。

 なんか以前読んだ筒井康隆の「最後の喫煙者」っていう短編を思い出しました。
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