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Author:みつお
オードリー・ヘプバーンのファンです。最近は色々とオードリーに関して調べています。
一番好きな映画は「いつも2人で」。
どうぞよろしく!
別のブログでオードリーグッズの紹介もしています。
リンクで行ってみてください。
なお、画像や文章の無断転載はお断りします。

©おしゃれ泥棒 オードリー・ヘップバーン!by みつお


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今回は「パリの恋人」について。

「パリの恋人」は、今見てもとっても画面が斬新ですよね!
オードリー自身も“今見ても新鮮です。”って
インタビューで答えてますし。
画面の構成のオシャレ度では、「いつも2人で」と並んで
オードリー作品では双璧だと思ってます!!!
どちらもスタンリー・ドーネン監督の作品。

でこの作品はですねー、最初見た時と今との自分の中での位置が
全然違う作品なんですよねー。
最初見た時はテレビ放映だったんです。
その時はオードリーの声、池田昌子さんじゃなかったので、
ものすごい違和感があって、どーもそれが気になってしかたなかった。
その上90分枠だったので、いまから思うと
ブチブチカットされてたんですよねー。

さらに!僕はあんまりミュージカルに酔えないタチみたいで、
“わー、最低のオードリー作品だー!”っていうのが
初めの印象なんですね。
おそらくその当時にこんなエッセー書いてたら、
ものすごいヒドイ事書いてると思いますよ。
それで後にそれを読み返して
“なんてバカなんだー!”って自己嫌悪に陥るという(笑)。

「マイ・フェア・レディ」は同じミュージカルでも
オードリーは怒ったり嬉しい時に歌ってる。
これはものすごい理解できるし、
レックス・ハリスンは歌うと言うより、喋りに伴奏付きって感じですよね。
だからミュージカルというのを意識せずに作品にのめり込めたんです。

でも、この「パリの恋人」はもろミュージカルですよね。
オードリーがやっちゃうんですよ!
え?何を?って、街中で歌い出しちゃうんです、唐突に!!!
♪ボンジュ〜ル パリ〜♪って!
こんなんおかしいやーん!みたいな。
「きれいになるために」というナンバーでも、
初めて歌う曲のはずなのに、マギーとジョーの振り付けが揃うしね。
こんなのフツー考えられないでしょ?

なんといっても最初見た時一番イヤだったのが
オードリーがパブで踊り狂う所。
オ、オードリー、どうしちゃったの??頭、大丈夫???って
見ているこっちが恥ずかしい!みたいな。
あのシーンでオードリーを見ているアステアの気分(笑)。
というわけで、最初は僕の中では最低のオードリー作品。

今の「パリの恋人」の僕の中での位置付けはというと、
50年代のオードリー作品の中でも一番好きな作品なんですよね!
どえらい最初と位置付けが変わってますよね?
これは何度も何度も見直しているうちに、
“あれ?あれれ?なんか凄いぞ、この作品は!”ってんで
どんどん自分の中でのランクが上がって行ったんですね。
楽しいし、美しいし、何度見ても新鮮だし、素敵なストーリーに音楽。

それに、ここでのオードリー、ストーリーに流されて行くだけじゃなく、
自分で動こうと努力しているんですよね。
最後は50年代のオードリーではあるんですけど、
60年代で明確になる“動くオードリー”のハシリは
この作品から始まっているんですね。
もし、“嫌いだから”って理由で再見しなかったら、
この映画の良さに気付かなかった!って思います。
そんなことになったら、えらい損してますよね。あー、見直して良かった!

この作品、カラー設計もすごいですよね!
さすがリチャード・アヴェドン!
アヴェドンはオードリーとすごいゆかりのあるカメラマンですよね。
オードリーがアメリカで一番最初に見たのがアヴェドンだった、
って言ってますしね。
「ジジ」から始まって、晩年のオードリーまで、数々の画像を
残してくれてます。

で、50年代のファッション雑誌をめくるようなタイトルバックから始まって、
日本の、とあるCMでもパロられたことのある編集室のカラフルな扉たち。
そこで展開する「ピンクで行こう!」のナンバー。
時代的にまだフィルムの合成が技術的にうまくいかないためか、
つないでる部分でうっすら筋があったりはするのですが、
もう50年代のファッション雑誌そのもの!
って世界が展開されますよね。
女の子全員の衣装も微妙に違うのがこれまたオシャレ!
これでもかというくらい目にも綾な場面が展開されていきます。
特に、僕の好きなピンクがメインだし!!!
オードリーはまだ出てきてないんですが、
もうここですっかり映画に引き込まれてしまってることに気付くんですよね!
監督も「シャレード」「いつも2人で」のスタンリー・ドーネンだから、
画面も衣装も内容も、もうこれは第1級のオシャレになるのは必然ですもんね!

さて、そのあとで当時世界一のスーパーモデル、ドヴィマが登場し、
そうしてオードリーのいる古本屋に向かうのですけども、
このドヴィマ、声を発すると彫刻のようなお顔にそぐわない声なんですよねー。
なんかどちらかと言うと低めの声で、落ち着いた喋り方なのかな?
と想像するのですけれど、実際に喋ると“キ〜、キ〜ッ!”って感じの
まるでジュラ紀の怪鳥か?みたいな声。
本当にドヴィマがそんな声だったのか、
映画だからそんな声を出させているのかはわからないんですけど、
えらい扱いですよね。スーパーモデルに幻滅しちゃうくらいヒドい。

えらい扱い、といえば、オードリー扮するジョーがかぶれているという
共感主義。これもえらい扱いです。
教祖からしてもうどう見ても、うさん臭いですもんね。
これって当時サルトルが提唱していた実存主義のパロディなんだそうですけど、
「パリの恋人」を見て実存主義の人は怒らなかったんでしょうかね?

でも実存主義だけを笑い者にしているのではなく、
アヴェドンが当時いたファッション雑誌の世界に関しても
最初の編集室でのシーンやドヴィマの扱いで、
さらにはミス・クオリティの発表会で徹底的にカリカチュアライズしてますから、
なにも実存主義だけをヒドイ扱いにしたんじゃないんですよね。
大人であるパリっ子たちもいちいちそんなことで目くじら立てることじゃない!
って思っていたのかも。

で、やっとオードリーが登場するシーンになるんですけど、
古本屋のはしごに上っているオードリーに気付かず、
フレッド・アステア扮するりディック・エイブリー
がその可動型のはしごを勢い良く押してしまうので、
オードリーは“キャ〜〜〜〜〜!”って叫んで端まで行ってガッツーーン!!!
たしかに、たしかにね、画面では最初オードリーがいるってわかりませんよ。
でも、はしごにいるジョーもあんなドヤドヤ入ってきて“いらっしゃいませ”
って言わないのかな?みたいな。
(なんなんだコイツら!って思っていたのかもしれませんけどね。)
ディックやマギーも全体を見渡さないもんなんでしょかねー。

で、こういう突っ込みどころが「パリの恋人」には
やたら多いんですよね(笑)。
でもそんな隙が多い作品である、というのも
この作品を愛してしまう理由の一つなんです。
“隙”と言っても、重要な部分ですきま風が吹いている、という
作品的に出来が悪いって事じゃないんですよ。
むしろ、自分で想像する余地が多く残されている、というべきかな?
この辺はあとで“カリン劇場”でやっていただきますね!
お楽しみに。

2004年7月23日 改訂2004年9月1日
 最近映画館ではMX4Dや4DXというものが出てきました。
 今までの3Dに加えて、以下のことが体感出来るという物。

 MX4D
 ・前後左右上下のシートの可動
 ・噴射
 ・風
 ・水しぶき
 ・香り
 ・霧
 ・ストロボ
 ・首元への感触
 ・背中への感触
 ・足元への感触
 ・シートの突き上げ
 ・地響き 

 4DX
 ・前後左右上下のシートの可動
 ・エアー
 ・風
 ・ミスト
 ・香り
 ・
 ・フラッシュ
 ・
 ・


 オードリーの時代にはもちろんそんな物は無かったのですが、もしオードリー作品で4DXやMX4Dが出来るなら…というのを書いてみたいと思います。

 オードリーの作品って基本はロマンティック・コメディが多いので、4DXやMX4Dは不向きかとは思うのですが、その中でも一番4DXやMX4Dに向いているかな?と思うのが「パリの恋人」。
 なので第1回目は「パリの恋人」から取り上げることにしましょう。



 まずは編集長マギーが歌う “Think Pink ! ” の部分が最初になるかと。
 “なんでもピンクにチャレンジしよう!”と歌うシーンで、実際に映像に流れる所がありますが、そこでの最初の雨の中を車から御婦人が出てくるシーン。→もちろん雨。
 シャンプーのシーン→泡と水
 歯磨きのシーン→ミントの匂いと風
 ブランコのシーン→風

 場面は移ります。
 古本屋を見つけて入るシーン→古本の匂い
 ジョーの上がっているハシゴを動かすシーン→椅子を揺らす。ハシゴが止まるタイミングで急に止める。
 撮影シーン→フラッシュ

 ジョーが出版社を追いかけられるシーン→椅子を揺らす
 飛行機でパリへ!→シートをちょっと上に傾ける、風

 “ボンジュール・パリ!” のシーン→軽い風
 噴水→ミスト

 ディックがジョーを探しにバーに入るシーン(後半部も)→煙と軽いタバコの匂い

 ジョーの撮影シーン→全てフラッシュ
 さらに
 凱旋門→雨
 汽車のシーン→霧
 花市場→花の香り
 噴水前で鳩と一緒に→羽ばたきの時のエアー
 ルーブル美術館→風
 教会→森の香り

 ミス・クオリティ発表会でジョーとディックが幕裏で言い争っているシーン
 言い争い→椅子が揺れる
 噴水を倒してしまうシーン→水しぶき&椅子が傾く
 扇風機での風→風と地響き
 扇風機でVIPに水がかかる→風と雨と地響き

 フロストル教授のサロン→霧と軽いタバコの匂い
 教授がジョーを口説く→首筋に触る感覚
 ジョーが教授を殴る→椅子を急に落とす

 ファッションショー→オードリーが通る度にジバンシィのランテルディのような匂い

 飛行機前でディックと教授が会う→風

 教会の裏のラストシーン→森の匂い

 上記だけだとちょっと寂しいので、他にも階段を上がるシーンやオードリーが踊るシーンに合わせて椅子をリズムをとる、などもいいかもしれません。
 今年、「スクリーン・ビューティーズ」で「パリの恋人」がリバイバルされましたが、劇場に見に行って、同じオードリーファンの友人のカリンさんなどと、ひと回り昔に話していた「パリの恋人」の謎を思い出しました。今回はそんな話。

 「パリの恋人」は1956年撮影の1957年発売作品。この作品の前には大作「戦争と平和」を撮っており、「パリの恋人」撮影後には「昼下りの情事」「マイヤーリング」と続きます。

 撮影時のオードリーの年齢は26〜27才。映画の発売年度が製作年度となるので、57年のこの作品を“オードリー28才” なんて思ってる人が多数いるので、訂正しておきますね。製作は57年度でも、撮影は56年の春〜夏ですからね。撮影の約1年後に公開って、映画はそれだけ昔は手間ひまかかったということです。

 さて、ロマンティック・コメディ・ミュージカルの「パリの恋人」、ストーリーは単純だし、どこに謎が?と思う方もいらっしゃるかも…。

 一番の“謎”は、ラストですかね。
 喧嘩してしまって、もう恋人のディック(フレッド・アステア)は飛行機でアメリカに帰ってしまったんだわ…と大成功のショーがP.M.10:30に終わった後、オードリー演じるジョーは泣いてウエディング・ドレスのままで飛び出して行くんですよね。

 結局、ディックは飛行機に乗ってなかったので、ジョーを追いかけて、衣装の撮影で使った教会で再会して、緑の木漏れ日も美しい教会の裏庭で二人で踊るんです。

 えっ、緑の木漏れ日!?
 そう!ここなんです!!確かジョーがショーを出て行ったのは晩の10時半。なのに、教会で再会した時はすっかり朝!(ヘタすると昼かも)
 えーーーーっ!ジョーはここで徹夜して泣いてたのか!?夜は暗い森の中で??

 オードリー作品のロケ地を調べるには、ここが一番!という inagara さんのサイト、“居ながらシネマ”でロケ地も詳しくわかるんですが、この教会はパリ郊外のシャンティイ近くの“Château de la Reine Blanche”。

 パリからの直線距離で約50kmくらいでしょうか。だいたい、そこまでジョーは何に乗っていったのか、という疑問もあるんですけどね。電車?それとも夜も遅いしタクシー?タクシーだと、ものすごい値段になりそう…。
 どっちにしても花嫁衣装のままで泣きながら乗ってると、周りの人や運転手さんもちょっとどうしていいか困りますよね。

 そんなリアルでの距離ではなく、映画でにおわせているような、すぐその辺にあった教会、という設定でもいいんですけど、そうすると、ジョーの夜の森で泣いてた時間がますます長く…。

 だいたい、こういうオートクチュールのファッションショーの衣装って、展示即売会的意味合いもあるのに、マリエ(ウェディング・ドレス)がないことに、デザイナー本人も含めて誰もショーの後に気づかないってのもどうかとは思うんですけどね。

 他では、最初にマギーやディックや撮影隊が古本屋に入って来た時、一言も発しないで&身動きもしないで梯子に上ったままのジョーにも“?”。
 “いらっしゃいませ。”はないんでしょうか。それともあまりの大人数にビックリして固まってた?
 あれじゃ梯子を動かされても文句は言えんやろ。てか、逆に撮影隊も誰もジョーに気づかなかったのか?中を見渡したはずなのに?

 続いてはパリに着いてから。“疲れた〜、もうヘトヘト!ホテルに行って休みましょ!”って嘘付いてまで、みんなタクシーに乗ってパリの観光をするんですけど、3人とも別々のタクシーに乗って行くんですよね。
 えっ、みんな別々のホテルなの?

 まあマギーは権威あるファッション雑誌の編集長だから、どっか豪華なホテルのスイートで、みんなとは違うのかもしれませんけど(最初にホテルリッツで踊ってるし)、ディックとジョーまで別々??
 ま、確かにジョーはちっちゃな宿に1人で泊まってましたけどね。ディックはホテル・ラファエルだし。仕事で行ってるのに、どんな宿泊プラン!?って思っちゃいます。

 で、その翌日。デザイナーのサロンに、肝心のモデルのジョーが来ない!ってみんな大慌て。
 前日みんなで踊ってたけど、肝心のスケジュールをちゃんと打ち合わせしてないわけ?ジョーは後で聞いてなかったって言うし。

 スケジュールを連絡していない(渡してない)マギーもマギーなら、仕事で来てるのに予定も聞かずにとっとと遊びに行っちゃうジョーもジョー。

 で、“モデルはどこなんだ!”って怒るデザイナーのポール・デュバルに、マギーは“エッフェル塔のてっぺんにぶら下がってるか、セーヌに沈んでるか、私にわかるわけないじゃない!”と応戦。
 いや、そこマギーがエラそうに言える立場じゃないですから…。(^^;;;

 あと、ジョーとディックが喧嘩して、ミス・クオリティ発表会も台無し。ジョーは逃げてしまって、ファッションショー当日もショーの会場に行かずに信奉している哲学者のサロンに行っちゃうし。
 仕事でパリに来たのに、どんだけ責任感ないねん!って感じ。こんなの許されるんですかね(笑)。

 それに、最初ディックに突然キスされた時は、“どうしていいかわからない…。”って程度の反応なのに、信奉している教授に迫られそうになった時は置物で殴り倒して逃走。ジョー、自由すぎます(爆)。

 初めて歌った曲が合ってるとか、踊りが揃ってるってのはミュージカルのお約束なので追求しないにしても、突っ込みどころ満載の「パリの恋人」なのです。

 あ、でもこの作品がキライとかでは全然ないんです。むしろ逆。50年代のオードリー作品では僕は一番好き!「ローマの休日」よりもね。

 タイトルバックからしてオシャレだし、何と言ってもオードリーがいい!
 監督がスタンリー・ドーネンだと、オードリーは特別な魅力を発揮するんですけど、この作品でも、他の50年代の作品と違って、本当にオードリー弾けてます!笑顔もすっごい多いし。

 コアなオードリーのファンは、“スタンリー・ドーネンがオードリーを最もうまく活かした監督だ!”って言う人が多いんですけど、僕もそう思います。
 他の作品は、監督の決められた枠内で制御されてオードリーが演じてるんですけど、ドーネン監督の作品はその枠がググーンと拡がるというか、枠を超えてオードリーが自由になってる気がするんですよね。なのでオードリーがより輝く。
 「シャレード」も「いつも2人で」もそうですよね。

 ところで、今市販されているDVDの字幕の高瀬鎮夫さんの翻訳は、すみませんが、正直いただけません。吹替の桜井裕子さんの方が遥かにいい出来に仕上がってます。

 高瀬鎮夫さんが名翻訳者だっていうのは知ってます。「暗くなるまで待って」なんかもめっちゃいい訳ですし。
 でも「パリの恋人」の字幕は感覚が古すぎます!

 “ベージュ” が “とび色”。今時、とび色でわかる人ってどれくらいいるのでしょうか?ベージュの方が遥かに通ってますよ!
 他にも“とき色、かば色お断り!”って、それどんな色?みたいな。色目も浮かびませんし、“どんな色?”って思ってる段階で映画から気持ちが逸れてる。これはマズイです。

 カラーコーディネーターの勉強とかしてないと、そういう和名はもう一般的じゃないと思うのですけれども…。しかも調べたら、とき色はピンクの系統だし…。
 正直、そういう色名でわかるのって、今70〜80才代の方達?

 “スプーン” の訳も “さじ”って…。妙にマギーの話し方も堅い。マギーが最初の方で“D”の英語に掛けてる所も、吹替の方が上手にDと絡めていていいです。

 なんかあまりにも訳が大時代がかっていて、斬新な「パリの恋人」がレトロの世界に追いやられてるように思います。
 ビデオ&レーザーディスクでの字幕の時の方が上記の欠点を全てクリアしてて、遥かに良かったと感じてるんですが…いかがでしょうか。

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